交通事故で損害賠償請求をするには民事裁判が行われる

裁判所

示談が不成立!裁判所の調停へ

運悪く交通事故の被害を受けた場合、いきなり裁判になるケースはまずありません。相手方と話し合いを行います。本人同士が話をするよりも、保険会社や弁護士が代理人となって、交渉を行う流れが一般的です。
話し合いが上手くまとまれば示談が成立し、損害賠償の金額と支払いについて決定することになります。

示談が成立しなければ、調停が行われます。調停は裁判所に申立をして行われる方法です。この場合も話し合いが基本ですので示談と似た部分がありますが、第三者として間に入る形で調停委員や裁判官が話を聞いてくれます。かしこまったイメージのある裁判よりも、楽に挑みやすいのがポイントです。

民事裁判と損害賠償請求

しかし、示談や調停で合意に至らないのであれば、裁判を起こすことを検討しなければなりません。交通事故の損害賠償請求をする場合には、民事裁判を利用します。ドラマや映画などの影響から、世間では刑事裁判の方が知名度が高いものの、金銭や権利が関わる内容の裁判は全て、民事裁判で行われます。

刑事裁判との大きな違いは、検事の権限が発生しない部分です。刑事裁判の場合、起訴を決めるのは検事の役目です。その他の立場の人が求めても認められません。一方の民事裁判だと、誰でも裁判を起こすことができます。交通事故の被害を受けた人物が未成年であっても可能です。後見人がいれば、大人と同じように裁判を起こせます。

民事裁判なら、弁護士をつけなくても行えます。本人が書類を作成し、自ら出廷して相手と争うことが可能です。弁護士に頼らずに行いますので、費用が安く済むというメリットがあります。頻繁に出廷する必要がありませんから、生活に支障をきたすことはそうありません。

しかし、民事裁判ではやはり弁護士に依頼するのが良いといえます。相手も裁判で負けることを願ってはいませんので、ガードを固めるために弁護士に依頼してくるのが一般的です。法律を熟知しており、裁判に慣れているプロの弁護士を相手に素人が挑むには、あまりにも分が悪いと言わざるを得ません。

望みどおりの損害賠償額に至らずに、判決が出るリスクが高まります。相手がガードするなら、こちら側も弁護士に依頼し、攻めるのが一番です。

示談や調停で決着がつかないために裁判を起こすため、かなり話がもつれ込んだ状況です。すんなりと結果が出ることはないといえます。交通事故に強い、信頼できる弁護士に依頼して、できるだけ望みどおりの結果を導くのが最適な対処法です。